第4回「Child Soldier(子ども兵)」
講演日:2003年12月19日
講演者:下村靖樹氏(フリージャーナリスト)
こども兵について、戦いが日常化し兵士になるのが当然のように受け取られているソマリアの例と、誘拐されて兵士になるケースが多いウガンダの例が対照的にとり挙げられました。
ソマリアは、長年の紛争で旧市街の建物はぼろぼろに壊れ、経済、教育などの社会制度の機能は崩壊しています。
街の中を走る装甲車に乗っているのは、対空砲を抱えた少年。
その少年たちの「明るい」笑顔が、戦いが日常化していることを印象付けます。
一方、ウガンダの子ども兵の多くは、明らかに強制的です。
村から誘拐され、兵士の訓練を受けたあと、自分の生まれ故郷に戻され、家族や親戚を殺すよう命じられます。
そうすることで、子ども兵は、脱走しても行き場(戻る場)を失います。
ウガンダ国内の「子ども兵リハビリセンター」に逃げ込んで来たばかりの子の表情は硬く、目はうつろな状態でした。
しかし、リハビリが進むと彼らの表情は変化し、次第に明るさを取り戻します。
下村さんは彼らが立ち直る様子を取材して
「初めはかわいそうだと思っていたが、だんだん、すごいなあと思うようになった。」
といいます。
誘拐され虐待を受け、戦中に身体に15発もの弾丸を受けて両目を失明し、命からがら逃げてきた少年が言った言葉が衝撃的でした。
(今の夢は?と聞かれて)
「点字を習い、自分と同じ目の見えない子に教えたい。」
「日本から取材に来てくれてありがとう」
この少年兵の問題に私たちはどのように関われるのでしょうか。
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