第6回「アフリカのエイズの状況とその対策」
講演日:2004年2月6日
講演者:角井信弘氏(ジョイセフ(家族計画国際協力財団JOICFP)シニア・プログラム・オフィサー/アフリカ担当)
WHOとUNAIDSの発表によると世界のHIV感染者およびエイズ患者の推計は4000万人で、そのうちの70%はサハラ以南アフリカに集中していると言われています。
エイズの状況をタンザニアやザンビアを例にとりあげ、対策と課題について話し合いました。
エイズに関して、「こんなに大変な状況なのだ」というだけでなく、現場ではどのような取り組みが行われているのかについて詳しくお話頂けたことで、希望をもってこれからのことを考えられました。
エイズでの取り組みで、検査段階(VCT)での成功例と失敗例はとても興味深いものでした。
偏見の問題から「立地条件」や「匿名性」は当然気を付けないといけないことなのかもしれません。
しかしそれら以外にも、陽性の人が受け入れられるポストテストクラブのようなものがあるか、陽性の人が必要な衛生医療サービスを受けられるかなど、アフターサービスの重要性を強く感じました。
「HIV・エイズトータルマネジメントモデル」は、多彩な役割を担いうる多くの人々がモデルに取り込まれ、非常に包括的な取り組み方だと感じました。
様々な人が関わることで相乗的な効果をもたらそうとする方法は、エイズの取り組みに欠かせないと思います。
また、このモデルが少しずつでも構築されていく時、それは社会全体でエイズと闘っている状態なのではないかと思います。
ディスカッションでも感じましたが、エイズがこれだけ社会に大きなインパクトをもたらす以上、もうこれはエイズの問題に直接に関わっている人々だけの問題意識ではいけないと思います。
ディスカッションのテーマ、「エイズと闘うための理想的な社会」、それを構築するために、私はもう、一人の構成員なのだとの思いを強くしました。
少しずつですが、エイズの問題を自分の問題と捉えられるようになってきたように思います。
エイズポジティブの人もそうでない人も一人一人が問題意識を共有し、エイズで悲しむ人々を少なくできたら、と思います。
■関連サイト■
財団法人ジョイセフ(JOICFP)
http://joicfp.or.jp/

