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学習会
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第15回 「文学的視点から見るケニア」

講演日:2004年12月17日

講演者:溝口先生(東京女子大学、英文学教授)

アフリカにおける文学を知ることは、植民地被支配、歴史や大衆文化など、アフリカの背景を知ることなのだと痛感しました。

特にNgugi Wa Thiongoの"A Grain Of Wheat"で、聖書の内容を重ね、「犠牲を出さずして新しいケニアは生まれない」というメッセージには何とも言えない気持ちになりました。
でも一番大事なのは、過酷な背景の中での一人一人の関係や、その中で人びとがどう感じ、どう生きているかなのではないかと感じました。

"I Will Marry When I Want" が村人の経験そのものであり、彼らが野外でのリハーサルを毎日見てどんどん協力して内容を変え、社会現象になっていった、また、それはキクユ語でなければ出来なかったという話もすごく印象的でした。 
「精神の植民地化」において、「帝国主義が、アフリカの現実を見る目を歪めてしまっている/アフリカはヨーロッパを豊かにしているが、貧困から自らを救うためにアフリカはヨーロッパを必要とするよう信じさせられている/各国からの援助を感謝するようアフリカは仕向けられている」という、Ngugiの言葉に、胸をうたれました。 
日本人にも、「アフリカ」と聞くと、ただ「かわいそうな国」と答える人が数多くいます。 
でもそうではないと思います。私たちが、アフリカから学ぶべき点はたくさんあるように思います。

今回のお話を聞いて、文学からにじみ出るケニアの人びとの強さを感じました。