第24回 「紛争が地域社会に与える傷跡」
講演日:2005年9月16日
講演者:下村靖樹氏(フリージャーナリスト)
ー以下、下村氏からのメッセージー
「子ども兵士」。
ここ最近、日本でもよく耳にするようになりました。
体ほどの大きさの自動小銃を抱え、子どもたちが人を殺す。
おおよそ、日本では考えられませんが、地球上では30万人ともいわれる子どもたちが、現在も死と隣り合わせの毎日を送っています。
今年5月、私はウガンダ北部グル地区へ5度目の取材に行ってきました。
同地では1986年以来LRA(神の抵抗軍)と呼ばれるゲリラが活動を続け、今までに4万人以上の子どもたちが誘拐され兵士にされ、160万人以上の人々が故郷を追われ避難民キャンプ生活を送っています。
今年1月、LRAを援助していたスーダンで南北和平が合意され、ゲリラの勢力は確実に弱まり、政治的な意味では確かに少しずつ平穏へと向かっています。
しかし、長期にわたる紛争は目に見える物質だけでなく、人々の心やコミュニティーを破壊します。
今回は「ウガンダ北部の状況」と「元子ども兵士たちを取り巻く厳しい現実」、そして「22年の紛争から解放されたばかりのスーダン南部・ルンベック」を通し、「紛争が地域社会に与える傷跡」について写真と映像を交えて話をさせてもらいたいと思います。
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