第30回「アフリカ伝統楽器 ニャティティの世界」
講演日:6月30日 開場18:30 講演19:00〜20:30
講演者:向山恵理子氏(ニャティティ演奏家)
場所: 雑楽器カフェ ぱちか村(高円寺)
http://patika-v.net/
参加者: 53名
内容: 向山恵理子氏によるニャティティの説明と演奏
1. 映像で感じる「ニャティティの世界」
ルオー民族の伝統楽器「ニャティティ」について、向山恵理子さんのニャティティ修行時の映像とともにご説明いただきました。
○● ニャティティについて ●○
ニャティティは本来、男性のみに演奏が許されています。
8本の弦で構成され、弦の上の4本が「ルオー男性の生まれる4日間」、下の4本が、「ルオー男性の死ぬ4日間」の意味をもっているそうです。
向山さんは、外国人であることと、その熱意によって、演奏が特別に許されました。
そのような女性は、世界でまだ、向山さん一人しかいません。
○● 村での生活 ●○
向山さんには、2人のニャティティの先生がいらっしゃいます。
1人は、ナイロビにいる「ニャムング・オディアンボ」さん。
もう1人は、村にいる「オクム・オレンゴ」さん。
オクムさんから習う間は、オクムさん宅に住み込んで、朝は薪拾い、水汲み等、家の手伝いをし、ニャティティの修行、という生活。
ルオーの村の人はお酒(地酒)が大好きで、向山さんも、たいてい昼過ぎからお酒を飲んで過ごしたとか。。
その他、向山さんのニャティティ修行卒業式や、伝統の演奏競技会「マシンダノ」など、内容盛りだくさんでした。
2. 前座・ムビラ演奏 by onoh
向山さんのお友達である onoh さんによる、ジンバブエ・ショナ民族の伝統楽器「ムビラ」の演奏と紹介がありました。
onoh さんは、オリジナル曲3曲を披露してくださいました。
ムビラはラメラフォーン(俗に親指ピアノと呼ばれる)の一つで、木製の厚みのある板に、金属の鍵盤がついています。
そのままでは音があまり響かないため、「デゼ」と呼ばれるひょうたんの器に入れ、音を増幅させて演奏します。
ムビラ本体やデゼに、金属(王冠など)をつけ、わざと「さわり」をつけるのが、ショナの人の好む音なのだそうです。
onohさんについては、ホームページ参照:http://onoh.info/
3. ニャティティ演奏
伝統曲を、アンコールも含め7曲演奏していただきました。
参加者も、前半の映像もあり、より深く演奏に参加していただくことができました。
ニャティティの演奏は、ソリスト(ニャティティを演奏し、歌を歌う人)とコーラス隊で構成され、その前で老若男女が踊ります。
最後の2曲は、参加者全員でコーラスの練習をし、歌いました。
歌声、手拍子、掛け声、踊り、笑顔。
会場が一体となり、熱気が渦巻き、たいへんな盛り上がりでした。
演奏会形式の学習会は、当団体として初めての試みで、これを通し、たくさんのことを学ばせていただきました。
これからも、皆様とアフリカについて学び、アフリカとの関わりを考えるそんな場・時間を共有していきたいと思っております。

